大好きなキミへ
「一緒行ってあげよっか。」

由良が言った。

「え?」

「あんた、1人で耐えられんの。三浦に彼女なんかいたら。」

ムリだ。

当分、立ち直れなさそう。

「行かないほうがいいならいいけど?」

「由良!」

あたしは、由良に抱きついていた。

「ありがと。」

愛梨よりも、楓よりも、結菜よりも。

誰よりも、由良が大好きだと思った。

ホントにあたしのこと、考えてくれてる・・・・。


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