大好きなキミへ
「あー!!もしかしてこの子がまいるチャン?」

学校の食堂にやってきたあたしたち3人を迎えたのは、すごくかわいい女の子だった。

うそ・・・・。

ホントに彼女・・・・?

「おー、可愛いね。」

そして、その女の子の後ろから顔を出したのは、制服をおしゃれに着こなした男の子2人。

「木下、相原、紹介するよー。」

三浦くんが、あたしたちをいすに座るように促しながら言った。

「私、坂下茅乃。よろしくねー。」

可愛い女の子、茅乃ちゃんが笑顔で言った。

「おれと、こいつは――――。」

右側の男の子が、左側の男の子をつつきながら言った。

「どーも。おれ、上原俊斗。」

「おれは夏川颯太。よろしくねー。」

「よろしくー。」

あたしは3人に笑顔を向けたけど、由良は無表情のままだ。

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