大好きなキミへ
「あ、こっちの子が木下まいるちゃんでー、こっちの子はぁ・・・・?」

茅乃ちゃんが、由良を見て首をかしげた。

「・・・。」

「相原由良だよ。」

由良が何も答えないのを見て、あたしが代わりに言った。

「由良ちゃん。よろしくー。」

「・・・。」

「由良ー?」

あたしが、うつむいていた由良の顔を覗き込んだとき・・・・。


< 53 / 55 >

この作品をシェア

pagetop