キミだけが


『凌、あんたは大丈夫なの?』


『なにが』


『遅刻するんじゃないの?』


『あ、やべ。』



そんな会話を聞きながら、黙々と朝ごはんを済ませて、入学式の準備を始めた。




『お母さん。もう時間だけど』


『うそ!!待ってすぐ準備するから』


そう言って二階へかけ上がっていった。




はぁ…。




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