メガネ君のヒミツ。
「絶対、落としてやるから」
ニヤリと笑って、涼はそう言った。
「意味分かんない!!」
分かるように説明してよ!!
「んじゃ、また明日~」
手をひらひらと振りながら、涼は帰って行く。
あたしは1人、その場に固まっていた。
い、一体…どーいうことだろう…。
何に覚悟しておけばいいの?
何を落とすの?
ぜんっぜん理解出来ないんだけど…。
理解出来ないはずなのに…。
何となく、身の危険を感じるのは…気のせい?