メガネ君のヒミツ。
「あー楽しかった♪」
「こんなに遊んだの、久しぶりじゃない?」
あたし達は、空が濃い青色に染まるまでずっと遊んでいた。
「じゃぁ、また明日」
たくさん話しながら歩いてると、あっという間に彩未の家に着いた。
彩未の家と、あたしの家は10分くらいの距離にある。
「うんっ。今日はほんっとにありがとー!!」
「いえいえ。いつもの光に戻ったみたいね」
「もっちろん!!」
あたしが笑うと、彩未も笑った。
「明日は遅刻しないでね~」
そう言って、家に入って行く彩未に、
「分かった~!!」
って叫んで手を振った。