メガネ君のヒミツ。
「おはよ、光」
「あっ…康平くん」
いつも一緒に涼と来てる康平くんは、すでにいた。
「涼は家の用事で休み」
「えっ…」
また視線があいつの席に向いてたみたいで、康平くんが教えてくれた。
なんだ…家の用事か…。
って、またあいつのことばっかり…。
「光って、分かりやすいね」
「うそ!!」
康平くんに笑われて、顔が赤くなる。
「応援するよ」
「あ…ありがとう」
恥ずかしいから、あたしは慌てて席に着いた。