メガネ君のヒミツ。



「離して」




そう言って睨んだ。




あたしのこと…好きじゃないくせに。




これ以上、あたしを振りまわさないでよ。




「もう嫌。」




ううん。本当は嫌じゃない。




「は?」




「振りまわされてばっかで、うんざり」




「……」




「もう、あたしに関わらないで」




「いきなりなんだよ」




何でそんなに冷静なの…?




あたしのこと、どうでもいいってことでしょ?




じゃあ、何で……。






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