メガネ君のヒミツ。
…言っちゃった。
もう、関わることが出来なくなった。
でも…涼にとっては、大したことないんだろーな…。
あたしが離れても、何とも思わないよね…。
ズキッと胸が痛む。
言わなかったら、良かったのかな。
言わなかったら、もっと近付けた?
でも、自分を守らなくちゃいけないから…。
あの約束を守るには、こうするしかなかった。
「…っ」
これは仕方のないこと。
分かってるはずなのに、涙は止まってくれない。