メガネ君のヒミツ。



「どうしたの?」




「……っ」




何で、よりによって宗也くんなんだろ…。




「何で泣いてるの?」




「な、なんでもないよ」




慌てて涙を拭って、笑顔を作った。




「そんなわけないじゃん。保健室行こうか?」




「だ、大丈夫だから!!」




心配してくれてるのは分かってる。




でも…これ以上、宗也くんと一緒にはいられない。




優しすぎて、逆に辛くなる。






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