メガネ君のヒミツ。
「ごめんごめん、冗談」
あたしが怒ってるのに気付いた彩未は、すぐに謝って来た。
…気持ちはこもってないけど。
まだ信じてないんだろうな…。
「あたしが、男に襲われかけたって話…覚えてる?」
「もちろん」
「助けてくれたのは、涼なの。」
「ふーん。それで?」
「涼はメガネかけてたんだけど、殴られたときに吹っ飛んじゃって…」
素顔を見た時は、衝撃だった。
「すごくカッコよかった。」
「うそでしょ…」
彩未はすごく驚いてる。
まぁ、確かに…いつもの涼の姿からは想像できないもんなぁ…。