メガネ君のヒミツ。
「心配かけてごめんね!もう大丈夫だよ!!」
「……」
急に黙るから、困ってしまった。
どうしたのかな…。
「宗也くん…?」
おそるおそる、名前を呼ぶと。
「放課後、屋上に来てほしい。」
真っ直ぐにあたしを見つめるその瞳に、頷くことしか出来なかった。
宗也くんが、友達の輪に入って行く姿を、ぼーっと眺める。
急にどうしたんだろう…。
何かあったのかな…。
そんなことを、ぼんやり考えていた。