メガネ君のヒミツ。



「…ずっと、好きだったんだ」




そんな……。




全然分かんなかった。




「………」




「覚えてる?」




「……?」




首を傾げるあたしに、宗也くんが寂しそうに笑った。





「光さ、男とぶつかって、手当てしてもらったことあるだろ?」




「うん。それがどうしたの…?」




何で、宗也くんがそこまで知ってるの?




あの男の子の、知り合いなのかな。




そんなあたしの考えとは…、答えははるかに違ってた。








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