メガネ君のヒミツ。
3. 友達
「おっはよー!」
待ってる彩未に手を振る。
「おはよ。元気だね。」
彩未に言われて、あたしは笑顔で頷いた。
昨日はぐっすり眠れたし、気分がすごくいいんだ。
「元気になったなら、いいけどね」
彩未がそう言って歩き出す。
「うんっ」
あたしも隣に並んで歩く。
他愛もない話をしながら、学校に向かう。
学校が近付くにつれて、あたしの心臓は騒ぎ始める。
頑張ろう、って決めたけど…。
やっぱりまだ、不安なんだ。