メガネ君のヒミツ。
クラス表を見つけて、2人で駆け寄る。
「一緒のクラスでありますよーに…」
あたしがそう言ってお祈りしてると、彩未は笑ってた。
「あ、あった!!」
あたしは自分の名前を見つけて、叫んだ。
「あ…私も」
「何組だった!?」
「…3組」
「えっ…うそ一緒だー!!」
あたしが嬉しくて抱きつくと、彩未はやめてとか言ってる。
…嬉しいくせに。素直じゃないんだからっ。
「3年間、よろしくね!!」
そう言って差し出した右手に、綺麗な手が重なった。
「もちろんよろしく」