メガネ君のヒミツ。
「あー…気にしなくていいからね?」
「え…?」
「いつもこんな感じだからさ」
い、いつも!?
ちょっと…そんな人嫌われるよ。
あたしは付き合っていけないかも。
康平くんって、すごいね。
こんな人と、付き合ってこれたなんて。
そう思ってるとき、チャイムが鳴った。
「じゃぁね。」
康平くんが席に戻って行った。
涼も黙ったまま前を向いた。
ムカつく…!!
もう、『くん』付けする必要なんてないっ!!
涼のバーカっ!!!