メガネ君のヒミツ。



その時、ちょうどよく先生が入って来た。




とりあえず…遅刻しなくて良かった…。




「みんなおはよう!今から体育館行くから、番号順で並べー」




そんな先生の合図に、みんなは静かに従う。




あたしも並びながら、周りをチラチラ見てみた。




何このクラス…地味にもほどがあるよ!!




みんなは勉強大好きって人ばかりなの!?




勉強じゃなくても、楽しいことはいっぱいあるよ!!




…なんて、心の中で叫んでみる。




「おい、お前。」




「きゃっ」




突然腕をぐいっと引っ張られて顔を上げた。




わお…またメガネ…。






< 7 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop