メガネ君のヒミツ。
「あ、あのっ!」
「…?」
まだ、何か用が…?
本当に痛いし、家に帰りたい。
「僕に、手当てさせてください!!」
頭を下げられて、戸惑う。
いや、そこまで責任感じなくても…。
「大丈夫ですから…」
それに、あなたには用事があるはずで…。
あたしの手当てなんてする時間はないはず。
だから、気持ちだけで充分です。
「家が近いので、お願いします!!」
断れない…そんなに必死に言われたら…。