メガネ君のヒミツ。
「ひ、ひひひとめぼれ!?」
復活したあたしの思考で、意味を考えて。
あたしは理解したと同時に、思いっきり大声で叫んだ。
すると、周りの人の視線が、一斉にあたしに集まった。
は、恥ずかしい…。
自然と顔が下に向いてしまう。
「…なーんだ、違うのか。」
彩未が隣で冷静に呟く。
あ、当たり前じゃんっ…!!
「何でそんなこと思ったの?」
小さい声で訊ねた。
一目惚れ、とか…彩未がいきなり言い出すなんて。
何か理由があったからだもん。