静流の恋
汗でべたつく身体をシャワーで軽く流し、リビングに入ると静流がコーヒーを入れてくれていた。
「おっ、サンキュー」
カップを受け取ってソファに座る。
もちろん静流と並んで。
「ね、今日は学校、どうだった?」
「ま、いつもどおり。ほとんど寝てたし」
「だめじゃん。のぞみたちの様子は?」
「ん~そうだな、もうほとんど前と変わらないかな。だいぶ落ち着いたんじゃない?」
「そっか・・・よかった」
そう言って可愛く微笑む静流にぼくのほほも自然に緩む。
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