悲しい結末のワケ
「まな!」

どきん。
心臓が大きく鳴った。

ゆっくり振り返った。
卓だ・・

「ごっ、ごめんねっ。寒いのに屋上な、なんかに呼んじゃったりしてッ」

やばっ・・完全にテンパってる・・

「くくっ、何おまえ、テンパってんの?」

!!!?
わ、笑われた・・
あたし・・ダサかった!?

「卓っ。ごめんなさいっ!」

「っつーか、こんなに近くにいんだからそんなでかい声出さなくたって聞こえるよ。」

そっ、そーだよね(汗)

「・・ぐすん」

なんか久々に話したからうれしくて涙でてきた。。

「おぃ、泣くなって!俺もシカとしたりして悪かったよ、な、ごめんな!?」

「あたじぃ、ヒックッ、たぐの事好きだからぁぁ、ヒックッ、心配だからぁっ、ヒックッ、うたがったりしてぇ・・ヒックッ、ごめんなざぃっっ」

涙と嗚咽が止まらなくて。。かっこ悪・・あたし・・
「俺も悪かったよ。ほんとゴメンな。」


卓はあたしの頭を優しくなでた。


よかった・・
卓と仲直りできた。。


・・・・・・・・・・・・?

誰か見てる・・?

振り返ったけど誰もいなかった・・

気のせいか・・
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