悲しい結末のワケ
店に入ってパフェを頬張りながら喋りまくった。

「卓と仲直りしたよー!!」

「よかったじゃん。ここ四日間まな、死んだように元気なかったし・・
元気なって安心したし・・」

ありがとね、ゆきのにもだいぶ心配かけたな。

「ねー、ゆきのはまだ好きな人とかできないの?モテんのに!」

ゆきのはかわいい系というより、キレイ系で、艶っぽい。

「んー、なんかいーなって思う人は出来んだけど・・、好きーって感じまでいかないんだよねー。」

「ふーん・・ゆきの理想高いもんね!顔がオダジョーで?性格は優しくて?自分だけ愛してくれる?でもって男らしくて?あとなんだっけ?」

「スーパーマンな人!」

あー、そうそう。スーパーマンね。ゆきの、いつもこれ言ってるな。

「それよりさぁ、まなが朝言ってた気になることって何?」

ん?

気になること?

何だっけ?

あー、そうそう。

あの手紙・・
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