悲しい結末のワケ
今日もまた授業はうわの空

昼休み、さっちゃんとお昼を食べた。

さっちゃんにはまだ手紙の事は言ってない。

さっちゃんの話にもカラ返事のあたしにさっちゃんも気付いた。

「ちょっと、まな。
何ボーッとしてんの?
あたしの話まるっきりきいてないっしょ?」

バレた?

「ごめん・・
・・・・
あのさ・・、
さっちゃんて前の彼氏と、付き合ってどれ位経ってから・・キスとかHした?」

さっちゃんは、今は彼氏がいないけどキスもえっちも前の彼氏と経験済みだ。

あたしは卓以外の人とも付き合った事はあるけど、
恋愛ごっこみたいなつきあいだったからね・・

「・・んー、元彼とは付き合ってすぐチューはしたけどえっちは半年とか経ってからだったかな?
ラブホとか行く金なかったし、親がいない日じゃないとできなかったし。
まなは、卓ちんとはまだなんでしょ?」

「うん・・だからなんか不安なんだ。」

「そんな気にする事ないって!まなの事大切にしたいからなかなか手だせないんだよ。」

ゆきのと同じ事いってる・・
二人が言うならそうなのカナ?

「ありがとう!そだよね?あたし気にしすぎだね!
でも・・」

意味ありげなあたしの
でも・・
にさっちゃんは目を輝かせた。

「でも・・?何?なに?」
「今日、勝負賭けちゃう!あたし卓とチューする!」
あたしはさっちゃんに
チュー宣言をした。

やるっきゃない!
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