悲しい結末のワケ
放課後。
ついに決戦の時−

卓が教室に迎えにきた。

「まなー!帰ろーぜ!」

ドキッ
あたしはさっちゃんをチラッと見た。

さっちゃんはちっちゃいガッツポーズをつくってあたしに頷いた。

あたしも頷き返した。

よしっ!ライバルめ!
卓はあたしのモノなんだからっ!
渡さないッつーの!


卓は妙に気迫に満ちてるあたしに首を傾げている。

はぁ・・
どっちが男なんだか・・

必死にチューの計画をたてている自分がちょっとなさけない・・ でも、卓だってあたしと同じ気持ちでいてくれてるよね?
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