悲しい結末のワケ
卓とスタバに入ってあたしはキャラメルマキアート。卓はラテを頼んだ。

んー、おいしい。

あたしはこれからキスをせまるという恥ずかしさもあり、機関銃のように喋りまくった。

卓とスタバを出て、街をぷらぷら歩いて、ゲーセンに入った。

「はい。仲直りのプレゼント」

卓があたしに犬のぬいぐるみを取ってくれた。

「かわいい！ありがとー。なんかこのぬいぐるみ、まりもに似てる！」 ベージュ色したそのぬいぐるみはつぶらでキラキラした目がまりもに似てた。
あたしは家族の中で一番まりもが好き。

「こんなんでそんなに喜ぶなって！今度はちゃんとしたものプレゼントするから・・」

「えー！？なんでー。あたしこれ気に入ったよ！
あっ、名前つけよーっと。まりも二号。」

そう言ってあたしはまりも二号をぎゅっと抱き締めた。

外はもう真っ暗だった。

「そろそろ帰るか。」

卓が言った。

「うん・・」

あたしと卓はゆっくりと歩きながら帰路につく。

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表紙・目次

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