星に願いを メイドにカチューシャを

このお屋敷――お店にお世話になって約半年、見送ってくれる執事さんを振り返ったことは、1度もない。

心の中ではわかっていても、1歩外に出ると“見ず知らずの他人”になるからだ。

私には私の、彼らには彼らの、プライベートな生活がある。


“暗黙の了解”ってやつだ。




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