星に願いを メイドにカチューシャを
第1章:恋するメイド女子大生

カラランッ――


「おはようございまーす!」


午後4時15分。

今日も元気にベルの音を響かせ、白いドアをくぐると、にこやかな笑顔がそこにある。


「おはよう、すなおちゃん」

「おはようございます」

「すなおちゃん出勤です!」


笑顔で出迎えてくれたスーツ姿の男性たちは、皆このお屋敷の“執事”である。


「お部屋3階の3番で、スタート50分、本指名ね。」

「はーい!」




< 2 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop