星に願いを メイドにカチューシャを
第1章:恋するメイド女子大生
カラランッ――
「おはようございまーす!」
午後4時15分。
今日も元気にベルの音を響かせ、白いドアをくぐると、にこやかな笑顔がそこにある。
「おはよう、すなおちゃん」
「おはようございます」
「すなおちゃん出勤です!」
笑顔で出迎えてくれたスーツ姿の男性たちは、皆このお屋敷の“執事”である。
「お部屋3階の3番で、スタート50分、本指名ね。」
「はーい!」