星に願いを メイドにカチューシャを
私、――すなおは、そんな興味からこの世界に足を踏み入れた。
偏見はなかった。自分自身の目で確かめるまではわからないと考えていたからだ。
付け加えるならば、自分の外見に少々自信があった。芸能人はムリでも、風俗店ならそこそこイケるかも?と。
もし、風俗の仕事が自分に出来るなら、今の自分にとって間違いなく1番稼げる仕事だろう。
神様から平等に与えられた同じ時間なら、安い時給で汗水たらして働くよりも、効率がいいんじゃないか?
…出来ないんなら、仕方ないけどさ。