私の先生
私はすぐに校門の前で、先生が来るのを待ってた。



「酒井ー、待たせてごめん。」


先生が走って来た。



先生は車の助手席に私を乗せてくれた。


香水の匂いが漂っていた。

いかにも男の車、という雰囲気が漂う、先生の車。


運転する先生の横顔がかっこよくて、見とれてしまった。



「なぁ…そんなに見るなよぉ、恥ずかしいじゃん///」


はっ。

無意識のうちに先生に見とれてた。



『あっ、すいません////』

恥ずかしくて、下を向いた私に、先生が

「おまえだけだからなぁ」

『へ?何がですか〜』


「車に乗せるの〜」

ああ。そういうこと。


「酒井だけ、特別な♪」


『えへへ、やった』



先生の特別という言葉がすごく嬉しくて思わずニヤけた。





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