私の先生
先生も私達と同じで、この学校には初めて来るそうだ。


先生は入学式そうそう、女子生徒にキャーキャー騒がれるほど、かっこいい。


有り得ないくらいかっこよすぎる。


一日で全校生徒が覚えるほどだった。


先生の名前は大嶽彰人(おおたけ あきと)、21才。

「はぁ、きっと、こんだけかっこいいんだから、彼女くらいいるんだろうなー」


突然、私の隣にいた幼なじみの白石愛弓が、ぼそっと呟いた。


『〜〜〜まだ分かんないじゃん?それより、愛弓には優太がいるじゃんかぁ。』


「まぁね。でも、それとこれは別。大嶽先生、めっちゃかっこいいんだもん。」

愛弓の目はハートだった。


< 4 / 58 >

この作品をシェア

pagetop