私の先生




あんな夢を見たばっかりに、今日は私は浮かない顔をしていた。



「悠莉…どうした?」



『琢人…っなんでもないよ!』


「嘘だぁ、ずっと浮かない顔してるくせにー」



『っ………』





「なんかあったのか?」



『昨日、先生に別れを告げられる夢を…見たの。』



「はぁ?悠莉達は、まだ付き合い始めたばっかじゃないか。そんなすぐに別れるわけないだろ〜」


確かに琢人のいう通りだ。







まだ、付き合ったばかりなのに、こんなにすぐに別れがくるはずない…。



あれは、やっぱりただの夢だよ。




うん。




そうだよ。






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