私の先生
自分にいい聞かせながらも、やっぱりどこかで不安な気持ちが残っている。
きっと、大丈夫。
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「悠莉ー、今日ちょっと放課後買い物につきあってー!」
『うん、別にいいけどー、何買うのー?』
「優太の誕生日来週の火曜日だからさぁ、プレゼント買いたくてー。」
『あ、そうじゃん。なら、先生に帰れないって言ってくるね!!』
「うん!ありがと!」
「あ、誰にも見付からないように気を付けてね!」
『分かってるよ!先に玄関で待ってて〜♪』
私は鞄を取ると職員室へ向かった。
他の先生に怪しまれないように、気を付けなきゃ。
コンコン
「はい。」
『あの、大嶽先生に用事があって来ました。先生はいらっしゃいますか?』
「あー……大嶽先生なら、さっき体育館に用があると言って今はいませんけど…」
『あ、分かりました。ありがとうございます!』