私の先生



あれから、私はずっと家にいる。





先生・・・会いたいよ。






何度も携帯を見る。




先生からの着信は一度もない。




今、何してるのかな。




家にいるだけの私の頭の中はからっぽ。





暇すぎる・・・


お兄ちゃんも親もいないし・・・




勉強でもしようかな...





やっぱり・・・する気にはなれない。




ピンポーン♪




玄関のベルがなった。



誰だろ・・・




ガチャ




「悠莉〜〜!」



『愛弓ー!…と優太』



「"と"ってなんだ!?せっかく来てあげたのに〜」



『ごめんって!二人ともありがとう!上がってよ!』



「うん!」




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