鳥籠の中の少女
私は、本当に笑ったんだ。
「心配してくれてありがとう」
「当たり前でしょ?親友なんだから」
「親友か......久しぶりに愛璃からその言葉聞いた」
「ずっと、何も出来なくてごめんね」
本当に悔やんでるように顔を歪める愛璃にそっと、頭に手を置いて、撫でる。
「何もしてない事なんかない。愛璃は今、もう1度、私の前にいるでしょ?」
「ありがとう」
涙を拭いながら笑ってくれる。
「愛璃だけ、狡い!アタシもひゆりんの友達だよぉ?」
花音ちゃんは私に駆け寄り、額と額がぶつかるんじゃないかってぐらい寄ってきて、笑う。
「ありがとう、花音ちゃん」
「ちゃんいらない。花音って呼んでぇ」
「じゃ、花音、ありがとう」
「どう致しましてぇ」
其処で、漸く、離れてくれる。
「沙良も友達だよ?」
ニコッと沙良ちゃんも笑ってくれる。
「ありがとう」
「心配してくれてありがとう」
「当たり前でしょ?親友なんだから」
「親友か......久しぶりに愛璃からその言葉聞いた」
「ずっと、何も出来なくてごめんね」
本当に悔やんでるように顔を歪める愛璃にそっと、頭に手を置いて、撫でる。
「何もしてない事なんかない。愛璃は今、もう1度、私の前にいるでしょ?」
「ありがとう」
涙を拭いながら笑ってくれる。
「愛璃だけ、狡い!アタシもひゆりんの友達だよぉ?」
花音ちゃんは私に駆け寄り、額と額がぶつかるんじゃないかってぐらい寄ってきて、笑う。
「ありがとう、花音ちゃん」
「ちゃんいらない。花音って呼んでぇ」
「じゃ、花音、ありがとう」
「どう致しましてぇ」
其処で、漸く、離れてくれる。
「沙良も友達だよ?」
ニコッと沙良ちゃんも笑ってくれる。
「ありがとう」