鳥籠の中の少女
楽しみだな
Side--Junki
泉から呼ばれたあの日。
あの日から、緋結は楽しそうだ。
まだ、表情は無表情だけど、瞳が優しくなった。
偶に、クスッとだけ、笑ってる時もあるし。
泉と、何かあったんだろう。
俺は緋結が楽しそうにしてる事が嬉しくて、泉達と一緒にいる緋結の方を見ていた。
「....と.......うと......樋渡......樋渡!」
身体を揺すられながら、大きな声で呼ばれて、漸く、誰かが呼んでる事に気付く。
「.....ん.....何?」
「ん....何?じゃねぇーだろ!何回呼んだら、気付くんだよ」
其処にはクラスでも人気者の神賀 楼大【ジンガ ロウダイ】がいた。
「ごめんごめん」
「そんなに銀木の事好きなのかよ」
呆れ顔で話す神賀。
「うん、好き」
「うん、好きって恥ずかしげもなく良く言えるよなー。俺は無理だね。あんな冷徹美女。あの4人みんな美女だけど、性格全然違うよなー」
何か用かな?神賀と話した事無いんだけど。
「神賀、何か言いたい事あるの?」
俺がサラッと言うと、神賀は顔を赤らめた。
泉から呼ばれたあの日。
あの日から、緋結は楽しそうだ。
まだ、表情は無表情だけど、瞳が優しくなった。
偶に、クスッとだけ、笑ってる時もあるし。
泉と、何かあったんだろう。
俺は緋結が楽しそうにしてる事が嬉しくて、泉達と一緒にいる緋結の方を見ていた。
「....と.......うと......樋渡......樋渡!」
身体を揺すられながら、大きな声で呼ばれて、漸く、誰かが呼んでる事に気付く。
「.....ん.....何?」
「ん....何?じゃねぇーだろ!何回呼んだら、気付くんだよ」
其処にはクラスでも人気者の神賀 楼大【ジンガ ロウダイ】がいた。
「ごめんごめん」
「そんなに銀木の事好きなのかよ」
呆れ顔で話す神賀。
「うん、好き」
「うん、好きって恥ずかしげもなく良く言えるよなー。俺は無理だね。あんな冷徹美女。あの4人みんな美女だけど、性格全然違うよなー」
何か用かな?神賀と話した事無いんだけど。
「神賀、何か言いたい事あるの?」
俺がサラッと言うと、神賀は顔を赤らめた。