鳥籠の中の少女
暫くして、お母さんが帰ってきた。


「ただいまー」

「お帰り、お母さん」

「あら、ご飯作っててくれたのね。今から、私も手伝うわ」


お母さんがバッグを置いて洗面所に行き、手を洗ってキッチンへ入ってきた。


「じゃ、人参切って」

「分かったわ」


そうして、夕飯は出来上がる。

2人で作ったから早く出来た。


「頂きます!」


お母さんが嬉しそうに手を合わせて言う。

私もそれに続いて、手を合わせる。


「頂きます........」


夕飯を食べ終わって、片付けようとしたけど、お母さんが片付けると言ってくれたから、私は2階の部屋に行った。

今日は唯人の事だけじゃなく、彼の事まで考えてる。

何でなの。

今日の私はおかしいよ。

色々考えないで、早く寝よう。

私はベッドに寝転がった。



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