勇者がいた33日間(お休み)
“ガラガラガラ~”
「安藤君?」
僕は安藤君に頼まれたことをやった後、生徒会室に来るように言われたけど、安藤君はいなかった。
きっと原田輝たちと
打ち合わせ中なんだろうな
僕は何となく生徒会室を見回し、テーブルの上にあったノートパソコンに目がいった。
ショウ君のだよね?
大切にしている割りに
扱いは適当なんだから…
僕はノートパソコンを閉じようとテーブルに近づいた。
「安藤君?」
ノートパソコンはビデオ用になっていて、なぜか安藤君が映し出されていた。
安藤君に…この人は…!?
画面はすぐに切り替わり、別の映像が映し出された。
「おい、黒田!
俺のパソコン…あった!!」
ショウ君は生徒会室に来るなり、ノートパソコンを僕から奪い、中身をチェックした。
「ショウ君どうしましょう……」
「何が!?」