勇者がいた33日間(お休み)
「……ハァッ…ハァ」
僕の足元には一之瀬君や5組の奴らが倒れている。
ピクリとも動かない姿を見ると、ついにやってしまったと思う。
あと、5ヶ月だったなのにな…
けど、安藤君が殺られそうになったのを見ると、いてもたってもいられなかった。
…あっ!眼鏡、眼鏡
僕は眼鏡を探すけど、眼鏡は一之瀬君の下で見事にグシャリと潰れていた。
僕は一之瀬君をどかして、眼鏡を持つ。
あ~あ、もう使えないな…
予備あったかな?
「…黒田君。」
僕は肩をビクッと上げ、恐る恐る後ろを見た。
「黒田君って……」
「安藤君!?」
安藤君は倒れてしまった。
僕は安藤君を担ぎ上げ、とりあえず生徒会室に向かった。
…誰にも会いませんように
…生徒会室に誰もいませんように