勇者がいた33日間(お休み)




「普通って何だろうね?」



ふとした疑問。



「えっと、朝は遅刻しないで学校に来て。
真面目に授業を受けて。
まぁ、たまに居眠りしたり。
休み時間は他愛ない話して。
放課後は部活に取り組む?」


「要するにさ。
俺と黒田君の目指すとこは
一緒なんだよ!

文化祭、絶対やってやろうぜ!」



安藤君はグーサインを出してニカッと笑った。



「安藤君…上手くまとめましたね?」

「んっ?そうなるのかな。」



「「プッ…アハハハハ」」



お互い目が合って、笑った。


文化祭、絶対やってみせる!!


僕は見事に安藤君に流されていた。




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