勇者がいた33日間(お休み)



「文化祭するにあたって
みんなで学校を掃除します。」



みんな嫌な顔をするけど、安藤君に逆らわなかった。



「とりあえず、僕のクラスは
1階の特別教室付近の掃除ね。」

「よりによってあそこかよ…」



1人がボソッと呟いた。

そう呟いたのには理由がある。

あそこはほとんど物置と化してて何かえたいの知れない物が住み着いているっていう…。

どの教室をとっても、ずっと掃除なんかしてないから、何かが住み着いていてもおかしくない気がするけど。



「1週間掃除タイムだからね。
終わったら僕のとこ来て
チェックを受けて、
次の指示するから。」

「「はい、はい。」」



適当に返事をし、各自はたきや雑巾や洗剤、ほうき、その他もろもろ持って、ぞろぞろと特別教室に行った。





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