勇者がいた33日間(お休み)
「あっ、戻って来ましたよ。」
「どこほっつき歩いてたんだよ。」
もう、来ないものだと思ったけど、蛇穴君はすぐに帰ってきた。
「先輩方お待たせし…あーっ!」
“バッシャーン!!”
「すっすいません…。」
「この野郎!!!!」
蛇穴君が帰ってきた後すぐに、元気君も帰ってきた。
元気君は机に足を引っかけたらしく、転けてしまった。
持っていたバケツ一杯に入ったワックスは、目の前にいた蛇穴君に綺麗にかかった。
蛇穴君からワックスがヒタヒタと垂れている。
“ドテーン”
「イテテテテ。」
元気君は走って逃げようとしたら、床に落ちていたワックスのせいで足がすべりまた派手に転んだ。
「ハハハ、ダッセー。」
それを見た蛇穴君は気分が晴れたらしく、笑っていた。
「バカくさい。」
そんな2人を見た松木君はボソッと呟いた。