勇者がいた33日間(お休み)



“ガラガラガラ”


「あれ?どうしたの。」



私が思った通り生徒会室にはりょうと黒田がいた。

邪魔な者が2名…。

あたしは横目でそいつらを見る。



「何で生徒会でもない
あんたたちがいるのよ!」



ソファーに堂々と座っていたのは、谷川と双子のショウだった。



「ここが居心地いいんだよ。
いちゃ悪いか、山姥。」



ショウはあたしのことを見てニヤッと笑った。


 こいつ…さっきの見てたな……


今すぐにでもショウの頭をげんこつで一発殴りたかった。



「安藤君、これからどうするの?」



谷川はあたしのことを無視して、りょうの近くに行った。

谷川のりょうに対しての話し方は、黒田みたいだった。


最近やたらとりょうにベッタリの谷川。

りょうはりょうで、谷川に向ける笑顔は、あたしに向ける笑顔なんかよりも、本当の本物の笑顔。


 男なんかに負けてたまるもんか!!


まさかの強敵があたしの目の前に現れましたとさ…。






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