勇者がいた33日間(お休み)
はぁ~・・・ねむっ
今日も休めばよかったかな~
“ドタドタドタ”
「誓約書書いてくださーいっ!!」
「しつけぇぞ!転校生!!」
「助けて~!」
「・・・待ってくださ~い!」
階段をちょうど上りきったとき、あたしの目の前を風が走った。
あれって・・・間宮?
とその舎弟たち??
いつも追いかけ回す側の間宮。
けど、今日の間宮は逃げ回っている。
そんな光景に頭を傾げながら、自分の教室に向かった。
“ガラ ガラ ガラ”
「!?」
あたしは、さっきの光景よりも、もっと不思議な光景を目の当たりにした。