勇者がいた33日間(お休み)
あたしのクラス、3年1組は、どいつもこいつもガキみたいな奴ばかりの集まりだ。
見た目は高校3年生。
中身は中学2年生。
「中二病」
そんな言葉がぴったりなクラス。
それが今日はどうした?
みんな机に顔伏せて、ぐったりとしている。
負のオーラが溢れ出していた。
「矢野ちゃん、何があったの?」
「あっ、久しぶり~。
輝(キラ)ちゃん♪」
あたしは窓際の1番後ろの席に座っている、矢野ちゃんの元へ行った。
矢野ちゃんは机の上に参考書を広げ勉強をしていた。
矢野ちゃんは毎日学校に来ている、唯一の女子。
あたしはね…サボったりしてるからね…。
「久しぶり。
で、こいつらに何があったの?」
あたしはバッと男共を指差した。