勇者がいた33日間(お休み)

「黒田君、榊って誰？」

「えーと…
No.8榊初日(ｻｶｷﾊﾂﾋ)だと
思いますけど。」

「榊が書いてないからって
どういうことだと思う？」

「…さっきの方は
多分、榊君の子分だと思います。」




ボスが賛成していないのに、手下が賛成したら、グループにいられなくなる。

それにボコボコにされる。

この学校は、完全な縦社会だ。


安藤君は腕を組んで、何か考えごとをする。

僕は少しばかり回復したので、立ち上がり、制服を整える。




「いいこと考えちゃった！」

「いいこと…？」



僕は恐る恐る聞いてみる。

安藤君はニッと笑って




「もっと効率よく
誓約書を集める方法をね♪」