勇者がいた33日間(お休み)
“ポンポン”
「何だ、間宮君。
№10だったら早く言ってよ。」
安藤君は、間宮君の肩を叩きながら言った。
「それだったら話が早い。
誓約書を・・・」
「それだったら、
さっき書かないっつただろーが!」
間宮君は安藤君の腕を振り払い、教室の中に入っていった。
「・・・えっ。」
“ドサドサドサー”
「アハハハハ!
間宮引っ掛かってんの。」
「だっせぇ」
「「アハハハハ」」
間宮君が教室に入った瞬間、上から大量の粉が落ちてきた。
ムクッと起き上がった間宮君は粉のせいで真っ白。
そして、プルプルと震えていた。
「…お前ら゛ー!!」
「アハハ…ブハッ」
「お前、真っ白だ…ウゲッ」
1組はあっという間に真っ白になっていく。
「間宮君って、本当に
No.10なの?」
「…たぶん。」