勇者がいた33日間(お休み)
「安藤君!
出てきてよかったんですか?」
安藤君はハッとした。
「……良くないじゃん!!」
安藤君は肝心な所がたまに抜けてる。
誓約書を集めなきゃならないのに、集める前に3組を出てきてしまった。
「あ゛ーー
カッコつけなきゃよかった。」
安藤君は頭を抱えて、その場にしゃがみ込んだ。
“バタバタバタ”
段々、足音が近づいてくる。
僕は足音がする方を見た。
「あっ。」
「どうしたの?黒田君。」
安藤君は僕を見た後で、僕と同じ方向を見る。
そこにいたのは、息を切らしている、さっきの元気とかいう人とその友達かな?がいた。