私は、星になった
「でも、なんで、僕と苗字ちがうの?」
「んー、おねぇちゃんはもう、心の“おねぇちゃん”じゃないから」
「なんで?」
「心はさ、おねぇちゃん見てて怖くない?」
「ううん」
おいおい
さっき、ビビッてたじゃねーかよ!!
「おねぇちゃん、金髪だよ?」
「おねぇちゃんの金の髪の毛きれぇ」
「そう? 耳も開いてる」
「そうなの?」
「うん、ほら」
サラッ
「キラキラしてるー」
「心、おねぇちゃんは永遠に心のおねぇちゃんにはなれない」
「なんで?」
「それは...」
「??」
言うべきだろうか...