私は、星になった
喫茶店
カランコロン
沈黙を破ったのは
あたしだった
「和幸さん、いや、パパ、元気に過ごしてた?」
「懐かしいな、あぁ、現役で頑張ってる」
「まだ、やぁさん系仕事してるんだね。
まさかとは思ったけど」
「なんだよ、まさかって」
「気付いてないの?
ポケットから万札ぎっしりじゃん。
ドンだけ働いてるの?って思ったよ」
「あぁ、財布ねぇんだよな」
「単なる、パパが稼ぎすぎなんだよ」