私は、星になった


「なぁ、本当に、行くのか?」

「あぁ」

「下手したら、お前、警察か死ぬかもだぞ...?」

「警察だろうが、死が待ってようと、心のために出来たことには変わりないし、心の為なら悔いはないよ」


「龍はなーんも変わってないな」

「そうか?」

「心な刺青きらいらしいぞ」

「え?」

「こないだ、ヤクザが家に乗り込んで来たとき刺青ばっかの人だった。その中でも心はおねぇちゃんはぜったい落書きしない。って思ってたんだと」


「....」

「今日、お前の背中見て驚いてたよ、でもな心なんて言ったと思う?」

「なんて、言った?」

「おねぇちゃんの落書きかっこいい、あんなかっこいいの入れられるのはおねぇちゃんだけだよ、僕、おねぇちゃんが“虎ノ門 龍愛”でよかった」


「心...」

「アイツ体はちぃせぇけど、心は誰よりもでけぇよ」

「あぁ」








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